10月20日、奥尻島で行なわれたシンポジウムのポスター。 施設に入ったり、施設から病院に回されて最後を病院で息を引き取った老人をも見た。 オムツをし、介護なしでは下の用もたせない人が、待つ家族のいない自宅に無理を言って帰って来たら、オムツなしで、自分の足で歩いて用をたす、たせたって事もあるし。 もし、自分が施設に入って深夜の用足しに人手不足かなにかで夜はオムツとなったら全身から生きる気力がなくなるような気がする。 そんなんで在宅介護には大賛成。 オフクロをも含めて回りで接したり見た老人達は残念ながら一人も楽しい老後を送っていなかった。 少ない年金を実の子ども達に次々と狙われて取り上げられ手に塗るオロナイン軟膏を買う事もできず煤けた顔で息子のところに転がりこんだ老いた母親。 たくさんの子どもを儲け、老いてその子ども達に次々と年金をむしられ、学習能力のない老婆。 今年の8月、施設で眠るように息を引き取ったそうです。 100歳と4~5ヶ月。 オレのおふくろ。 よく「ホッケでも同じルアーにゃ喰い付かなくなる、何度も騙されむしられて学習能力ってものがないのか!?」と腹立たしく、この部分が生前オフクロの顔を見ると情けなくもあり、一言も発することなくただ前に突っ立って居るだけだった。 今も思い出すとイラッとする。 性格がキツ買っただけになお更腹立たしい訳。おとなしい性格なら「しゃ~ねぇなぁ」で終わるんだがナ。 在宅介護が充実すればオロナイン軟膏を買えないなどと言う老婆も居なくなり多少は救われるのかナ? このポスーを作る間、 老後。 家族。 介護。 など、普段考えない事までドップリと考えた。 昨夜、夢を見た。 オフクロの母親、つまり孫バァサンの夢。 やっぱり虐待といじめにあっていた。 この在宅介護が成功してほしい。 セガレが新築した家を10年あまりで手放し、自己破産してしまった事も知らず施設に入っている爺さんもいる。 素晴らしくなくていいから、そこそこ送れる老後生活をサポート出来る在宅介護になってくれたらと思います。 自分の場合はどうなのよ? 娘には 「親の元気な内に絵で飛び出しちゃえ、弱った親を尻目にチャンスに行動起こす足枷になっちゃまずいでしょう?」ともっともっと突っ込んだ話はしている。
by bacamasa
| 2010-10-26 02:39
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