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極短小説

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長編小説を読むのが面倒くさくなった時とかにポケットや車の助手席にポンと置いて読む一冊。

いっぷくというか、そんな感じの本で、短い、とにかく一話が短い例えばこんな風に、


   




    『寝物語』   ジェフリー・ウィットモア

 ベッドルームへもどってきた男がいった。
「気をつけてくれよ、ハニー。弾がこめてあるんだからな」
 
 女はベッドの頭板にもたれていた。
「この拳銃、奥さんを殺すために買ったわけ?」

「いや。それはヤバい。プロを雇ったほうが安心できる」

「あたしじゃだめ?」

 男はにやりとした。
「しゃれてるね。しかし、女の殺し屋を雇うほどの物好きがいるかな?」

 女は唇をなめなめ、拳銃の狙いをつけた。
「いるわよ、あなたの奥さん」








てな具合の55語以内の小説。

約束の時間に相手が少々遅れて来てもイラっとせず待てるのがいい。

遅れて来る時間しだいでイラつくンだが、ま~ァ5分位ならこの本で過ごし待てるナ。






by bacamasa | 2010-10-29 00:00 |
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