あン時のヴィシィソワーズの味をもう一度ォ。
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日本人が格好つけて言いますと“ヴィシィソワーズ”ってンだと、じゃが芋のスープです。
ポロ葱とじゃが芋のしゃっこいポタージュ・・・じゃが芋汁。

一度はレシピどうりに作って、回を重ねるごとに自己流っぽくなっていったある日
「これ美味しい、今まで最高!」

「そー」

「レシピをメモってるよネ?」

「・・・・・・・・・・」
メモってねぇ~し、思い出そうと無駄な努力を重ねて早一ヶ月、そろそろ

「飲みたぁ~い」って言いそうダ。

『まろやかでコクがあり』ってどう作ったンだっけぇ?状態から脱出できていない。

日本人なんだからカタカナ名の汁もンは止めて、じゃが芋の味噌汁を飲めって言いたい心境よ。





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皮製の立派級なブックカバーに入っている本は、2~3度読んで今は拾い読みしている現役コックが書いた
『キッチン・コンフィデンシャル』ってモン。


じゃが芋の冷たいスープとこの本とどんな関係がある?

ある。

話の冒頭で、少4の夏休みヨーロッパへ家族旅行に出かけた時に、クイーン・メアリー号の特別二等食堂で初めてこのスープを飲んで、マっ、強い衝撃を受けちゃうダな。

“大西洋を横断した航海については、それ以外たいした記憶がない”と書いています。

このスープをリクエストされるたびにこの部分を思い出しちゃうし、この頃じゃクイン・メリー号の特別二等食堂で冷たいじゃが芋のスープを飲んで驚きと感激で興奮状態の悪餓鬼のシーンが頭に浮かんできちゃう。

今では、このスープにずるずるはまり込まされているナ。

確かに、上のスープは美味かった。
でもレシピをメモリながらつくらなかったのよ、思いつきと何度も作っている勘だけで作っちゃったンで当分はあの時の味は飲めねぇ~よ。


餓鬼の頃からの膨大なレシピノートを読み返してもみた。
金が無くて喰えない美味しい物が、安アパートの煎餅布団に潜り込んで聞いたり、立ち読みで憶えたレシピを書いては眺め生唾を飲み込んでいたんですナ。
馬鹿っちゃバカだ。

『玉葱と長葱の量は少なめ、多いとくどい味になる』
『冷たくすると塩味がきついくなる』
『熱いうちに生クリームを入れると別モンのスープ(ポタージュ)になる』
なんて書いてあるが、あの頃は飲んでねぇ~。

聞きかじりと立ち読みのチエだよナ。

あの頃の主食は一日一回のラーメン定食でキッキと楽しく生きてた。
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by bacamasa | 2011-11-15 00:00 | 料理 | Comments(0)
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