クローゼットの中に棄てられず床に重ね置きしてある釣りに関する雑誌を『今度こそ棄てンぞぉ!』と持ち出すダンボール箱に入れていたらサライの開高健の特集号が出てきてコイツはキープだ。 もう一度読み直そうと思う。 開高さんの本は全作品揃い読んでいる、中にはなんども何度も読み返しているモノもあって、そんな中の一冊が開高健全ノンフィクション『河は眠らない』。 その中の“根釧原野で《幻の魚》を二匹釣ること”のページを多く開いて読むんだ。 釧路は育った街だし、湿原画家の佐々木栄松さんと幻の魚イトウと開高さんだもンなぁ、自然とそのページに行っちゃう。 クジラを一頭ひろった話がかいてあって内容はこうだ。 湿原を流れる釧路川を舟でイトウを狙うその舟の船頭さんが海岸に掘っ立て小屋を建ての自由気ままなランプ生活を送っているっていう訳。 その船頭が海岸でクジラを一頭ひろったので仲間を集めて大盤振舞いの真っ最中のところに釣り名人でもある画伯が訪ねたとか。 何日かして画伯の家に元気の無い船頭さんが現れ、その理由は良い値で売れると思ったクジラ、仲買人に売って解体すると肉は腐り大盤振舞いの酒代が丸損だだったそう。(この話好きなんダ) 船頭さんの口癖が“一度はソ満国境で死んだ身と思えば”なんだそうで開高さん大声で答え笑い聞いていたんでしょう。 その後船頭と開高さんが会っているんだ。 その時の様子を書いたところが、飲んだときなどに思いだしちゃう。 どんな内容かぁ? 興味があれば一度探して読んでみるのも良いのではと思います。 裏表紙に何故か醤油のシミが付いていて「しょうゆ事」。 炒めて、炒め。 更に炒め続け混ぜる右手右腕が痛むナぁ。 足腰もだるくなってくる。 炒めている段階の写真も一人じゃここまでです。 練りチョコ状態までヒ~ヒブーブ言いながら『緩めて裏ごし』って考えていたが面倒になって来てしまった。 ミキサーでグーゥイーィ~ン、この段階でギブ! それも別々に飲んで喰うのを省いてボテッと焼いたバケットを浮いているんだか、沈んでいるのか?ってェできばえ、味は良いのに次回は手抜き無しのを作って飲む事にしようと考えている。
by bacamasa
| 2011-02-02 00:00
| 本
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