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ロシア語の青看板のある根室の花咲きガニ
根室の街に入ると道路案内看板“青看”にロシア語でも書いてあって『国境の町』っていう雰囲気満点。

娘が小3の時の夏休みに来て一匹4500円の花咲きガニを二匹買って食べた根室駅前に直行。
その時、1匹と約半分を小3の娘に喰われた。


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残念ながら時期が早いらしく大きい花咲きが無い。

『こんな小さいのを喰いに来たんじゃねぇ~ンだ』

「じゃ、食べやすいように切ってくれたら食べる」
そう言って「駄目っ」って言ったら喰うのを止めようと考えていたら、あっさりと
「いいですヨ」

1500円のカニを一匹ずつ注文。







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手前と向こう側にある白いハサミは客用で本来は客がこのハサミを使って食べるのだが、赤いハサミを使ってオバちゃんがバチバチ食べやすいように切ってくれ、白いハサミには触る事もなく喰う。

やっはりカニは花咲きダ。

タラバは大味で飽きるし毛ガニって、カニに毛が生えているってのがまず気に喰わない。
なんで毛の生えたカニを喰わなきゃなんない?
お金を払って食べるお客さんの前に出るんだから体毛処理くらいせよって難癖付けてからかいたくなるほど毛ガニは嫌いです。

花咲きの甲羅、戦国武将の鎧兜って感じがまず好きだ。
それが茹でられ真っ赤になって怒り狂っているように見え喰うのに気合がはいる。
「花咲きガニは気合だぁ~」

オバちゃんに手足を切断され、ひっくり返されても
『煮るなり(もう茹でられてまっせ)焼くなりどうでもセ~やぁ』って仰向けの姿がまたいいネ。

オレの適当も本人真面目な三種のカニ評価よ。


味が濃厚なのに、いくら食べても食べ飽きない。
食べたいと思っていた大きいカニは7月末から8月だそうで、今回は残念でした。






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カニを切りながら、オバちゃんがポツリ。
「切ってやって、料理屋さんコンパニオン付き料金貰わないと」って。

まてや、おばちゃん!かなり傷んでまっせ~。

ガハハハと笑って喰った。








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どうだい、食べられた後の殻、戦いすんで武将が脱いだ鎧のようだって言い過ぎですナ。

次はシーズンに来て大きい花咲きを食べたい。
そのころには味噌もタップリ入って・・・考えただけでたまりませんナぁ。(ヨダレ)







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根室駅前で駅に向かって車を止めると左側が本家『かにの庄屋』昔と変わっていない、変わっているのはシーズン前のせいなのか貸切状態でオバちゃんにカニの解体までさせてしまった事とオレ老いたくらいかナ。



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電話・ファックスで地方発送。
シーズン中に行けないなら送ってもらうしか喰う方法はない訳ダ。
根室の街を出た国道淵で花咲きを買った事もあって、それがしょっぱくガックリしたこともある。

札幌でも根室のカニ屋さんが出店してもいるが、なんたって長旅の末たどり着くここのカニがいいのよナ。





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牛が住んでいる人より断然多い別海町道の駅『おだいとう』で食べたジャンボほたて丼800円。
少し味見したが『美味い!』

けっこう食べ歩きしてガッカリさせられる事が多くここでも恐る恐るの注文。
頭の中では『不味くても料金を払わなくてはならんし』と消えていくお金のことがチッカチカ。

別海町道の駅『おだいとう』は大当たり!

割り箸入れのイラスト、一個一個水彩手書きだ。
何人の客、気がつくのか。







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店内に入って直ぐのカウンターでの注文、
「このラーメン本当に美味しい??」と聞いちゃった。

「美味しいです。」
『不味いです。なんて正直に言う店はネェ~か』と沈黙。

「このラーメンの上に大きなホタテが載ったのはどうです?」
確かに大きなホタテが載ったメニュー写真があってプラス200円の800円。

『まずは不味くても損害の少ない方で』と考え塩らーめんを注文。
ラーメンをらーめんと書いてあるので、用心・ようじん。

昆布や魚貝類のダシが美味い、麺が食い慣れた北海道ラーメンの麺と違う本州の麺ほいのがチョッとでしたが全体で『美味い』おだいとうの塩らーめん。

『これじゃ~、ホタテ乗っけ塩にすりゃよかった』






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道の駅もこの位の規模がホットするよナ。

道の駅が巨大ショッピングモールになっていて?巨大モールの中に道の駅があるのか?
そんな所に行ったら出かかった小便が引っ込んで一滴二滴でおしまい。

この大きさ建物と食い物が美味しいのが良いナ。









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追われた北方領土に向かって叫んでいる像。

土産品も牛。
こういうのは見るだけ。

別海では町民より牛の数が多く牛にも選挙権が有るそうダぁ(嘘)
牛の数が人間より多く住んでいるのはホンと。
酪農の町別海か、ホタテもいいけれど旨いステーキが喰いたい。








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尾岱沼の淵を走っているとこんな所に鶴。
どうも住みついてしまっているようです。

カニ屋のオバちゃんも「あの鶴何時もあそこに居るよ」と地元じゃ普通の鶴らしい、オレにしたら『鶴は阿寒だろ?』

この辺りでは牧草地にも鶴が来る。
元・釧路市民としてはヤッパり
『鶴は阿寒だろ。帰れ!』





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足の短い鶴と思ったら白鳥。

渡らない渡り鳥『白鳥』
by bacamasa | 2011-07-17 22:57 | 小旅行
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