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広角で観てもらいたいんだナぁ
13日間の個展も無事終了、新しい出会いや仕事への結びつきも生まれまた突き進む気持のギアが一つ上に入った。そんな13日間でした。

「ギャラリーの立地条件がいいので、人が入るのよネ」という人も数人いましたが、そうじゃないんです。
そう思うのも自由、でもそうじゃないんだナ。

ある年配の女性がこう言って帰っていった。
「あっちこっちで展示をしているけれども、どれも同じで本気で見せたいというようなものがない。私は腹が立ってしかたがなかったが、ここの絵はいい」

広告代理店の人が来て
「明るい絵を描くイラストレーターさんがいないです。今度ファイルをもって社に是非きてください」

ふらりと立ち寄った人が馬の絵を観て、ある競走馬の絵を依頼していったり、
秋口にある大きなホールで大量展示をしたいと考えていたら、そこの責任者が来てトントン拍子に話が進んだり、その他にも沢山ありました。
全て絵の持つ力の結果がもたらしてくれた事であって、立地条件の恵みではない。



個展の目的は

絵を一人でも多くの人に観てもらいたい。

絵の展示会場に足を踏み入れた事のない人の多すぎる事を知り、そんな人がふらりと入って観てふらっと出て行くように一人でも多くなってくれたらいい。
『どんな風に入ったらいいんですか?』って
『なにかを持って行くの』
『絵を買わなくちゃいけないんですか』
『入場料はいくらです』
などと聞かれ、聞かれたオレがオタオタする始末。


職場で嫌な事があり、泣いた赤い眼で入ってきた若い女性、帰りには笑顔で帰っていった。
「ここの絵を観て気持ちが晴れました」

これに近い人がまだいたし、絵の前で芸術論?を戦わせるのもいいが、オレはこれこの絵に引かれ一人一人が自由に感じ受け止める、それが一番だと考えています。


ギャラリー巡りをして、写真をバチバチ写しブログに載せているのを時々目にするが、歪んでいてピンボケ、
絶対に理解不可能なのは、写真展の写真を滅茶苦茶な写真を撮って載せている事。
写真展の作品をだよ。理解できない話だ。

また、ある人が勇気?を振り絞って生まれて初めてギャラリーの展示会場に踏み入れたそうです。
丁度作者がいたので色々とトンチな質問をしたらしい、それにキレちゃった作者が
「少し勉強してから来なさい!」

これじゃー「俺(私)絵観ても分からないから」って言うよ。
そんな人を少しでも減らしたい。



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展示終了3時間前、お客さんの出入りが多く、昼飯を喰う時間がなく「お腹空いたぁ」って顔していた。




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午後5時試合終了、
午後7時撤去完了、

でした。
by bacamasa | 2012-04-16 00:00
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